クールなアイドルの熱烈アプローチ
結局その日は反省会とは名ばかりで、ただワイワイ騒いでいただけの懇親会のような形で終わった。
正確に言えば騒いでいたのは朝陽と拓也だけだったが……。
そして、かなり仲良くなった朝陽と拓也はよくメッセージを交換するようになったらしく、今も朝陽からメッセージが来たと言っていた拓也はスマホを操作すると、うわっ!と声をもらした。
「何このサービスショット!!勇人、見てみろって!!」
興奮しながら拓也は勇人にスマホの画面を見せてくる。
向けられた画面に視線を移すと、そこには陽菜がソファーでうたた寝している写真が画面一杯に表示されていた。
「これって所謂ふわもこパジャマってやつだろ?さすが陽菜ちゃん、似合うし萌えるねー」
やっぱ下はショーパンかな?とウキウキしている拓也に苛立ちを感じた勇人は即座にスマホを奪い取り、素早く操作した。
「ちょっ……何してんの!?」
「消した」
「は!?あ!!マジで消してるっ!!
何してんのさ!?永久保存しようと思ったのに!!」
ぎゃあぎゃあと喚く拓也にさらに苛立った勇人は人を射殺せそうな程の鋭い視線を向けた。
「そんな画像が入ってるのを誰かに見られたらスキャンダルになるだろ」
「誰かに見られるようなヘマしねーよ!」
陽菜のレア画像を勝手に消されてかなり落ち込んでいるらしい拓也を尻目に、勇人は次の新曲の楽譜に視線を移した。
苛立ちは治まらない上にすごく面白くない。
楽譜もいつものように頭に入っていかないし、一瞬でも拓也のスマホに陽菜の無防備な画像が入ったことが許せなかった。
ーー……いっそのこと、あのスマホ壊してみるか?
不穏な考えを張り巡らせている勇人の隣に腰かけた拓也は朝陽にメッセージを打っているようで、素早く指を動かしながら呟いた。
正確に言えば騒いでいたのは朝陽と拓也だけだったが……。
そして、かなり仲良くなった朝陽と拓也はよくメッセージを交換するようになったらしく、今も朝陽からメッセージが来たと言っていた拓也はスマホを操作すると、うわっ!と声をもらした。
「何このサービスショット!!勇人、見てみろって!!」
興奮しながら拓也は勇人にスマホの画面を見せてくる。
向けられた画面に視線を移すと、そこには陽菜がソファーでうたた寝している写真が画面一杯に表示されていた。
「これって所謂ふわもこパジャマってやつだろ?さすが陽菜ちゃん、似合うし萌えるねー」
やっぱ下はショーパンかな?とウキウキしている拓也に苛立ちを感じた勇人は即座にスマホを奪い取り、素早く操作した。
「ちょっ……何してんの!?」
「消した」
「は!?あ!!マジで消してるっ!!
何してんのさ!?永久保存しようと思ったのに!!」
ぎゃあぎゃあと喚く拓也にさらに苛立った勇人は人を射殺せそうな程の鋭い視線を向けた。
「そんな画像が入ってるのを誰かに見られたらスキャンダルになるだろ」
「誰かに見られるようなヘマしねーよ!」
陽菜のレア画像を勝手に消されてかなり落ち込んでいるらしい拓也を尻目に、勇人は次の新曲の楽譜に視線を移した。
苛立ちは治まらない上にすごく面白くない。
楽譜もいつものように頭に入っていかないし、一瞬でも拓也のスマホに陽菜の無防備な画像が入ったことが許せなかった。
ーー……いっそのこと、あのスマホ壊してみるか?
不穏な考えを張り巡らせている勇人の隣に腰かけた拓也は朝陽にメッセージを打っているようで、素早く指を動かしながら呟いた。