【本編完】最恐No. 1はそこにいる

佐島と真





プルルルプルルル


「はい。」


「あ、真…?

お昼食べるよ…?」


「分かった。

…雷、俺の話を聞くなら隣に居ていい。」


「!

うん!

じゃあ下で待ってるね!」


「あぁ。」


二人に少し冷たかったかもしれないからな、

せっかくの旅行だ、楽しんでほしい。


「佐島、起きろ。ご飯。」


「ん、もうちょい。」


「そうか。

じゃあおやすみ。

食べたらそのまま外行くから。

じゃあ「まて、そと?」


「今日は昼から食べ物巡り。」


「…いく。」


のそのそと起き上がる。


「おはよ。」


「おー…」


二人で部屋を出てみんなの元へ向かう。


「なんか…」


「ん?」


「あいつらが、

お前の近くにいたい気持ちが少し分かった気がした。」


「残念。二人で手一杯だ。」


「ちぇー。」






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