【本編完】最恐No. 1はそこにいる
翌々日
さ、今日は来るかな。
あの三人は昨日現れなかった。
重症を負ったか…けーちゃん。
一応傷に効く薬は持ってきたから現れたら…
「ちょっと待てィ!」
「おうおうけーちゃんのお出ましだー!」
「女に振られた男のお出ましだー!」
「う"っ…
お前ら一体どっちの味方だよ…!」
「「もちろんけーちゃんさ!」」
「おっ?!
お、おう…////」
けーちゃんは簡易車椅子により登場した。
「そうだけーちゃん、これ薬だから使って。」
「あぁありがとう。
…ってなんで王子が薬を俺にくれんだよ?!
ありがとう?!」
「どういたしまして。」
「…」
「…あの、怒ってねーの?」
「どうして?」
「だって俺らに絡まれて…。」
「別に被害ないしいいよ。」
「そ、そうか。」
「でも一つお願い聞いて欲しいな。」
俺はけーちゃんの目線にあわせて座る。
「…な、なんだよ。」
「俺の友達になってよ。」
「……へ?」
「俺この学校で友達いないからさ。
お願い?」
「「「////?!」」」
「かかかか、か、か、考えといてやるよ…!」
「あ、待てよけーちゃんー!」
「ちょ、けーちゃん車はー?!」
そう言うとけーちゃん達は去って行った。