Cardな上下関係



「………!!」


「なんだ?嬉しかったのか?」


「じょーだんじゃないわよ!??何が口移しよ!甘えちゃってさ!!」


もう口答えがどうとかという問題ではすまされないほど頭が沸騰



キングは驚きはしたが、ソファから立って大きな窓へと歩く



「【今回のジョーカー】はおもしろいな…。俺に口答えをしてくる」



クックックと小さな声をだして、笑い出す



「おまえ、気に入った」

ビシッと人差し指をこちらにむけて私をさす



「楽しみだ…。夜の舞踏会でおまえがどのように俺たちに尽すのか」



「……」


「平伏す様をこの目にしっかりと焼き付けておこう。それはどれだけ滑稽で無様な姿だろうか…?」



「……性格上最悪ね」


「あぁ、世界は俺様を中心に回っているからな。おもしろいから、おまえが俺に敬語を使わなくても許してやろう」



「とても有り難いわ、King…」



こうして睨み合いが続いた






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