Cardな上下関係



「お食事でございます」

さっきのメイドさんが、いくらか経ってから呼びに来た



チラチラと目を泳がせて、いかにもさっきの事を気にしていた


「ありがとうございます」


私はメイドさんに微笑みかけた


「あぁ……やはり似ているわ」


メイドさんは切なそうにため息をついた


「密華様、ではご案内します」


私はメイドさんについていき、大広間についた



「……………遅い、クソアマが…」


「は……?」



「おまえを待ってたからお腹が空いてるんだ…!遅すぎるぞ」



「……ゴメン…?」


「全く……」



意外に子供っぽいとこもあるんだ





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