Cardな上下関係



「…はい、わかりました」


私は紅茶を入れに行く


だが、紅茶の入れ方は分からず、数分立ちすくんでいた


すると、エースが近付いてきた


「……ジョーカ、紅茶のいれ方がわからないんでしょ?教えてあげるわ」


頬を赤くして、エースが言う


もしかして私、この子に好かれてる?



「でも…クイーンが」


「いいの、私がやりたくてやってるんだから。あなたは気にしなくていいわ」


そう言って笑い、私よりも小さな身体で紅茶を入れだした



さすがに全部やってもらうのは悪いので、私は少しながらも手伝った



「じゃあ、後はヨロシク」


エースはもとのソファへ戻った


向こうでは、ジャックとクイーンが言い争いをしている



ジャックには言い争いをしている気はないのだろうが





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