Cardな上下関係



「紅茶をお持ちしました…」


…なんか屈辱的



「ありがと、そこに置いといて」



って飲まないの!?


「……ねぇ、ジョーカちゃん」



ジャックが私を見上げる


仮面越しなのに、吸い付くような瞳で私の目を見つめる



「その格好もいいんだけど、動きにくいっしょ?後から着替えればいいから、その間これ着ててよ」



そう言ってジャックが取り出した物は、ビラビラのメイド服だった



「はっ…!?」


「あら、いいわねジャック。たまにはましな事も思い付くみたいだわ」



珍しくクイーンが肯定


こうなると私の拒否権はなくなるわけで、しぶしぶ着替えた



「似合ってるよ、ジョーカちゃん♪」



嬉しいようで、嬉しくない褒め言葉





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