ずっと・・・



「それに、内山さんの仕事は誰にでも出来るとか言っていたけど、何を見て言ってる?営業に出た先での仕事ぶりを見てないのに、よく言えるな。そんなこというあんたよりは、確実に仕事が出来ると思うけど」


またもや、冷たく言い放つ。

まだ口調が優しいだけましか。


「見た目だけで判断する人間なんか、相手にするだけ時間の無駄。帰るぞ」

「え?あ、はい」


結局、彼が来てから彼女は一言も話さず終わった。

最初から最後まで青ざめたままだった。

今朝に続いて帰りまで。

しかも、残業が終わる私をわざわざ待ってまで話すんだから、暇人だよね。

ただ、この2人だけでは終わらないだろう。

今回の子は、本人にがつんと言われているから、もう何も言わないと思うけど。

毎日これだったら疲れるな。

本当に、直接上に言って欲しい。

私がどうこう出来ることじゃないのに。




< 113 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop