ずっと・・・



「はぁ……。
相手の気持ちも考えないようなヤツについていって、何が楽しいの?イイ男ってのは、あっさり引き下がる時も必要だと思う。顔がいまいちのヤツは、その辺磨いたら?少しは変わるわ」

「なっ!」


途中で相手にするのも面倒になってきて、辛辣な言葉を放ち、その場を離れた。


「相変わらず、有紗は強いねー」

「辛辣って意味じゃ、実彩子も同じだと思うけど」

「まあね。でも、アタシは有紗の助けが必要な時だけだもんね。今では、その助けなんてほぼ必要ないけどね、外では」

「まぁ、昔に比べたらね。鍛えられたから」

「あとは、有紗にも彼氏がいればいうことないんだけどなー」

「私には必要ないから。実彩子がうまくいってれば、それでいいよ」


実彩子は、社会人になってすぐ、合コンに行って彼氏をゲットした。

そのため、私のオフしか知らない方だ。

もちろん、実彩子と同じ会社なのは知っているけど、会社で逢う訳じゃないから。

実彩子は、会社での姿は話しているらしい。

でも、詳しい理由は話してないとか。




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