BRST!
「ふは、稜は可愛いなー。」
「昴くんの、ば、かっ…!ック、心臓、とまるかと思っ、」
相変わらず頬をすり寄せてくる彼の頭をバシ、と叩く。それこそ名残惜しそうに離れた彼だったが、その次の行動に愕然とした。
一瞬、目のふちに触れた熱いなにかに、涙は一瞬にして引っ込む。ビク、と反応する私に彼は満足げに微笑む。
「な、な、な、」
「しょっぺー。」
「舐めないでくださいよ!」
痺れるそこを手のひらで抑えながらあたふたする私の腰に腕をまわした彼は、一瞬で私たちの体勢を変えた。
「おー!」
彼の脚に跨る私。腰から伝わる彼の熱。ドレスのスリットから露わになる私の太ももに歓喜の声をあげる彼。
「(おかしくなりそ…!)」