BRST!


「まだ夜中だし、ちゃんと寝とけよ。」

「あ、はい。」


ふいに視線を戻してそう告げられ、頷いた私は布団に潜り込む。


「…おやすみ。」


低く穏やかな声音と、意識を手放す直前に額に感じた温もりに、酷く心が和ぐのを感じた。









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