BRST!


「稜、めいっぱいお洒落して行こうねぇ!」

「はーい。」


そしておっしゃあ!と威勢のいい叫び声を披露した里麻は教室に入った担任の先生に注意されていた。



―――――――――――――
―――――――
――…



当日。


待ち合わせ場所だと指定された駅の改札前。


沢山の人で混雑する中、丁度時間ぴったりに現れてはきょろきょろと辺りを見渡す里麻の方へ足を運んだ。


「里麻。」

「稜!待たせてごめんねぇ。」

「全然ですよー。」

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