BRST!
三人の男子生徒が眼前に立ち塞がり、行く手を阻むものだから眉根を寄せた。
「あの、私急いでるんですけど。」
かなり不機嫌な声色で言ってやった。自覚はある。
が。
「そんなこと言うなよ~。」
「一緒に行こうぜ?絶対楽しいって!」
強引に腕を引く相手に眉間の皺は増えていくばかり。
「……これで最後です。手、離してください。」
これしきの力の相手なら楽勝だ。最終警告のつもりで苛々と睨みつける私。
「嫌だって言ったら?」
挑発的におぞましい笑みを浮かべる彼らに吐き気がする。
「(タイムリミット。)」