BRST!
「えぇ!?」
「わぁ!びっくりしたぁー…。」
「え、ちょ、あの人が須藤さんなんですか!?」
「……、知らないのって多分、稜くらいだよぉ…。」
心底呆れ返った「お前ほんとに女子かよ」的な視線を向けてくる里麻を取り敢えずスルー。
「(…なるほど。)」
私は一人頷いた。それは、どうりで喧嘩が強い訳だ。
「で?」
「はい?」
「窓から飛び降りてまで取りに行った食券は見つかったのぉ?」
うわ、なんか詰め寄られてる…!?
目を細めて腕を組んだ里麻に冷や汗たらたらで何度も頷いてみせる私。
「おかげ様で…!」
何で私の友達ってS気質の人ばかりなのかな!