BRST!
「よーし、じゃあ気を取り直して食堂にレッツゴォー!」
「はーい!」
「あ、ちょっと稜!そこはオー!って言わなきゃ駄目じゃんかぁ。」
「お、おお…!オー!」
「ぶっ、何それぇー!」
肩を並べ、笑顔で再び校舎に入っていく私たち。
その背後に響兄が居たことに気付かなかった私は、
「(須藤夏樹、ね。)」
青年の胸中を知った彼が浮かべていた意味深な微笑なんて、知る由もなかった。
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