BRST!


思案気味に視線を浮かせてそう答えた私であったが、中々反応が無いことに疑問を感じて昴くんの方を向く。



と。

「昴くーん?」

「………いま、」

「はい?」

「来週の土曜日っつったか……?」


目を見張りながらそう言葉を落とした昴くんに対して「言いましたけど」と首を捻った私。


すると。


「ああああぁあぁああ……!」

「わぁ!」


突如頭を抱え雄叫びを上げた彼に驚愕する。え、なに、何なの。病気ですか!?


かなりの衝撃を受け慌てながらも、なるべく優しくその広い背中を擦ってみた。

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