BRST!
「何なんだよ、マジで陰謀めいたものを感じる……!」
頭を抱えて俯いてしまった彼は盛大な溜め息を吐いた。
「どうしました?」
「………。」
「昴くん。」
取り敢えず肩を突いてみるが反応は無し。何だか今日は項垂れる人が多いですねぇ。
と。
「…来週の土曜さ……、」
「はい?」
「その日、男子高でも体育祭やんだよ……。」
この世の終わりだ、とでも言いたげな風貌でそう述べた彼に私は、
「へぇ。」
「え、それだけ!?」