BRST!
第7章
/女子高文化祭 後編
「おいおいおい、付いてくんじゃねーよヤ○チン!」
「ちょっ、人聞き悪いこと言うなよ昴!そんなこと言ったらお前はDTだろ!」
「アウトだろ!マジで今のアウトだろ!英字に変換したからって顕著に言っていいと思ってんのかよ!」
「24にもなってDTはね~よ!それよりだったらテクニシャンの俺の方がいいだろ!」
「うっせえ!DTは一途さの顕《あらわ》れだろ!ヤリ○ン野郎に説教なんざくらいたくねーわ!」
バッタバッタと廊下を走る良い歳した大人組。
今日は此処、稜が通う女子高の文化祭である。
その風貌が無駄に良いだけに、彼等を目にした女子生徒から黄色い歓声が上がる。
だがしかし、その会話の内容は驚くほど至って幼稚だった。
「マジでなんで着いてくんだよ!どっか行けよクソ兄貴!」
「煩いな!俺の目的は稜ちゃんに決まってるだろ!昴こそどっか行けよ!」