BRST!
「う、そ…。」
ボロリと声を洩らしてしまっていることにも気付かないくらい、今の私は驚き戸惑っていて。
「3B、ここだな。」
一人納得するように頷く"ユイ"の姿を見て、いやでも考えさせられてしまう。
なんで此処にいるのか、とか。
なんで"聖龍"の幹部になってるの、とか。
知らない間にそんなに背が伸びたのか、とか。
……凄く恰好良くなった、とか。
ぐるぐると猛スピードで頭を駆け巡ることが多過ぎて、対処しきれない。