BRST!
―――――――――――――…
「これ全部稜が作ったのか?」
「へ?あ、まあ…。」
「すげーな。」
「味は保証できないですけど…。」
どぎまぎと視線を泳がせる私は一体何なのか。
それこそ生まれてから今までずっと交流のある昴くんを前にこの緊張ぶりは如何なものなのだろう。
クリスマスだから、ということもある。
この後密かに作ったプレゼントを渡さなければ、ということで身構えているのかもしれないし。
でも一番気になるというか引っ掛かっているのは、
いつも以上に発揮されている昴くんの大人の色香だったり、する。