BRST!
「………。」
……それ、心底どうでもよくないですか?
目の前で繰り広げられる意味不明のゲーム。
その名も、"鼻に箸突っ込めるかゲーム"……ああ、ていうか!
「だだ、駄目ですよ二人とも…!」
「あ、稜じゃねーか。俺の膝に座れ、今すぐ座れ。」
「稜ちゃん、そんな酒臭い奴じゃなくて俺のほうに来なってー。」
「ちょっと!聞いてくださいってば!それ洗うの私なんですから、鼻に突っ込んだりとかしないでくださいよー!」
うわあ、この人たち完全に酔っぱらっていて凄く嫌なんですけど…!
なんとかして昴くんの手中にある箸の奪還を試みるが、ニヤリと笑みを浮かべた彼はただでは渡してくれなさそうだし。