BRST!
/Christmas present
「……あれ。」
ぱちりぱちり、と。
瞬きを繰り返しては、現在の自分の状況を確認しようと辺りを見渡す私。
しかしながらその行為は、隣に眠っていた昴くんの姿を認めると同時に終末を迎えることとなる。
「うわっ、」
びっくりした…!
すうすう、と。
規則正しく胸部を上下させる彼を見つめていると、何だかばくばくと心臓を鼓動させている自分に恥ずかしさを覚えた。
小鳥のさえずりが鼓膜を優しく刺激してきて、すでに朝を迎えているのだと気付く。