BRST!



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「はいどちらさま…って、あら。ゆきちゃんじゃない!」

「あはは、ご無沙汰してまーす。」



結局担任の頼みを足蹴にするわけにいかず高山家へ足を運んできた。あたしってなんていい人。



「総いますかー?」

「それがいないのよー。どこ行っちゃったのかしら。やあね、もう。」



…は?もしかして、もしかすると。



「総って今日具合悪くて学校休んだんじゃないの?」

「朝はピンピンしてたわよ。」



あいつサボりやがった…!

ほんとむかつく!あたしの時間返せこの野郎!てかお母さんもちゃんと学校行かせようよ!



…あほらし。

なんか疲れたもう寝たい。家帰ったら速攻で寝よう、そうしよう。



「…おばさん。あたし帰る。」

「あら、もう帰っちゃうの?ゆきちゃんちまで送って行こうか?」

「まだ明るいから大丈夫。おばさんまたねー。」


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