BRST!



「時間の確認したいんですけど…。」

「5時25分。」

「ほう。」




うん、ええと。

思ったより早かったというか…。





「……、」





時間を理由に「朝ごはん作りますから!」と言って抜け出す計画だったのに。


昴くんの通勤時間を考慮しても六時に布団から出れば十分に間に合う。




最たる理由を無くしてしまった私は、沈黙してしまう他なかった訳で。


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