BRST!
どんだけ、と。
突っ込みを入れたくなるくらいに拒否反応を示す彼は、尚も饒舌に話し続ける。
「ああ、そうだな。きっとまだ俺らは帰省してねえに違いねー。恐らく俺は今頃リビングで、稜に膝枕とかしてもらってて――」
「落ち着きましょうか、昴くん。」
思わず彼の上着の裾を引っ張りつつ、ストップをかけてしまう私。
暴走機関車の如くマシンガントークを披露していた昴くんは、大分身長の低い私に青白い顔を向けてくる。
まあ、その原因と言うのが。
「はっ、相変わらず昴は無様だね。」