BRST!
「いえ、大丈夫ですよ…。」
少々生気を手放しつつもニコリと笑ってそう述べた。
そんな私を見て「キャァ~!可愛い!」とおばさんが再び抱きついて(タックルして)きた。
マシンガントークのおばさんに、穏やかで温厚なおじさん。
二人ともいつも上品な身なりをしていて、実年齢よりも遥かに若く見える。
さすがは、あの美形兄弟の両親といったところ。
加えて言うと、響兄のマシンガントークはおばさん譲りに違いない。
「稜ちゃん、改めてお帰りなさい。」
「よく帰ってきたね。」