年下に恋をして
「あたしはね、そんなに辛いなら、告白して良いと思うよ。だいたい、あたし、そんな辛そうなカレンは、見てられないもん。」


そう言いながら、莉沙はあたしを、抱きしめてくれる。


そして、背中をよしよしと撫でてくれた。


あたしは、まるでお母さんに抱きしめられた小さな子供の様に、わんわんと泣いた。


< 56 / 69 >

この作品をシェア

pagetop