年下に恋をして
あたしが涙を流してると、


「何、泣いてんだよ。泣くな。」


そう言って、あたしをギュッと抱きしめてくれた。


佐久間くんの、温まりが、伝わる。



佐久間くんの鼓動が、ドクドクとあたしの耳に聞こえる。


あたしが佐久間くんを見上げると、佐久間くんは、夕日に照らされなから、耳まで真っ赤になっていた。


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