桜の下で一目惚れした人は
天パなのかふわふわした茶髪の男の子。

「おっ、永瀬やってくれるか。よろしくな」

「よろしくお願いします」

そう言って立ち上がる永瀬くん。

((え〜!なんで〜!!!))
((永瀬くんやるなら私も立候補すればよかった〜))

女の子たちが残念そうに羨ましそうに私を見る。

「はい、ホームルーム終わり。学級委員はこの荷物職員室まで持ってきてな〜」

と言ってこっちを見る篠原先生。

そしてこっちに寄ってきて

「よろしくね、白石さん。」

ニコッと微笑みかける永瀬くん。
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