桜の下で一目惚れした人は
叶わぬ恋をしちゃったんだ…
しちゃいけない恋をしちゃったんだ…

胸がギュッと締め付けられる

「なに弱気になってんのよ」

「だって先生だよ?こんなん無理だよ」

「バカね〜。そんなん何事もやってみなきゃわかんないでしょ?私も応援するし協力するから。まだ諦めないで。一緒に頑張ってみよ?」

「うん…!ありがとう。」「私頑張る!!!」

「おっ、立候補か白石優愛。じゃあ学級委員よろしくな。」

…えーーー!!!!全然話聞いてなかった。
そういや、今はホームルーム中。
どーしよう、今から断れないし…

「学級委員で先生に近づけるチャンスじゃない?」

コソッと耳打ちする真由。

確かに…そうだよね。

「よろしくお願いします。」

そう言って席を立ち上がるとクラス全員の注目を浴びる。

みんなの視線が…顔が一気に熱くなる。

「じゃーーー次は男子だな。やりたいやついるか?」

「はい」

そう言って手を挙げたのは
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