水色の空
「え、ありがと」
私の目には涙が浮かんだ
ダメダメ我慢
実は私膵臓癌なんです。
異変が起きたのは中2の時。
体育の授業中、急にめまいがして周りが真っ白になった。「菜子!?大丈夫?」
美香とか周りの子が声を掛けてくれてたみたいだけど私は覚えてないんです。
保健の先生に念の為病院で検査するように言われて大きな大学病院へ行った。
医師から伝えられた言葉。
「末期です。そう長くはありません」
サーっと血の気が引くのがわかった。
隣ではお母さんが泣いてる。突然のことに私は言葉が出なかった。まさか自分が癌なんで、こんな早く死ぬなんて。
「もってあと4年かと」
今中2の私は高2までしか生きられないようだ。
家に帰って受け止められない現実に涙が止まらなかった。
お母さんを心配させたくなくて強がってたけど本当は。
「うわぁぁぁぁ」
お母さんが仕事へ行ったあと枕に向かって叫んだ。顔がぐしゃぐしゃになった。泣いても泣いてもダメだった。
少し落ち着いて私は決意した。
「どうせ死ぬなら後悔なく。ね」
朝になっていつも通りこうちゃんと学校へ向かう
私の目には涙が浮かんだ
ダメダメ我慢
実は私膵臓癌なんです。
異変が起きたのは中2の時。
体育の授業中、急にめまいがして周りが真っ白になった。「菜子!?大丈夫?」
美香とか周りの子が声を掛けてくれてたみたいだけど私は覚えてないんです。
保健の先生に念の為病院で検査するように言われて大きな大学病院へ行った。
医師から伝えられた言葉。
「末期です。そう長くはありません」
サーっと血の気が引くのがわかった。
隣ではお母さんが泣いてる。突然のことに私は言葉が出なかった。まさか自分が癌なんで、こんな早く死ぬなんて。
「もってあと4年かと」
今中2の私は高2までしか生きられないようだ。
家に帰って受け止められない現実に涙が止まらなかった。
お母さんを心配させたくなくて強がってたけど本当は。
「うわぁぁぁぁ」
お母さんが仕事へ行ったあと枕に向かって叫んだ。顔がぐしゃぐしゃになった。泣いても泣いてもダメだった。
少し落ち着いて私は決意した。
「どうせ死ぬなら後悔なく。ね」
朝になっていつも通りこうちゃんと学校へ向かう