あなたの隣は私が良かった
春ちゃんは、やっぱりあの人と付き合うのかな。

「ねーお姉さん遊ばない?」

なに。怖い。

「ぃいえ」

「いいじゃん。少しぐらい。」

「嫌です。」

怖すぎるよ。助けて誰か。

「やめろよ!!」

え?

「隼人。」

「警察に言うぞ?」

「くそっ。」

「隼人。ありがとう。」

私は怖すぎて思わず泣いてしまった。

「大丈夫か?百合。もう大丈夫だ。」

「百合?どうした」

「春ちゃん。なんでもないよ。」

春ちゃんには迷惑かけたくない。

「隼人。お前が泣かしたのか?」

「なわけねぇだろ。」

「隼人は助けてくれたの。私を。」

「そっか。まぁいい、百合帰るぞ。」

「早く!」

春ちゃんどうしたのかな?イライラしてるよ。

「隼人、ありがとう。助かったよ。」

「気をつけて帰れよ。春弥しっかり見とけよ。」

「お前に言われなくても分かってるから。」

2人とも喧嘩腰っぽいな。どうしたんだろう。


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