◎あなたのサークルは、世間知らず御曹司の隣に配置されました。
そんな二人に対し尚貴が照れたように呻く。
「うう……、オカマとかじゃないんですっ」
「「は!?」」
「男だけど少女漫画が好きなだけです~」
もじもじと髪の毛をいじる尚貴。
「そっちじゃねえよ!」
「えっ」
「ああっ、すみません、つい」
思わず吠えてしまったはなやんが平身低頭して謝る。愛里はもう我慢できず吹き出した。
「あはははっ、なおさん、違うんです。そっちじゃなくて」