上司と私の偽恋愛 ※番外編追加しました※

呆れられたかも……。
そっと上を向いて尊さんの顔をのぞく。

「それ煽ってるの？ 俺は別にいいけど」

そう言って私にキスする唇は首筋へと降りていく。

「ち、違います。そう言う意味じゃなくて……」

誤解を解くために必死に説明するしようとする私の唇にまたキスをする。

「キスは嫌じゃないんだろ？」

「……はい」

私たちは長くて優しいキスをした。


「亜子愛してる」

「私も愛してます」

キスの合間に伝え合うお互いの気持ち。


尊さんと出会って愛すことも愛されることも素直に受け入れることの大切さを知った。

これからもずっと愛しています。

そして偽物の恋人だった私たちはようやく本物の恋をする。



完