過去からの亡霊。(超短編)
「まるであたしたちが亡霊のようなのよ。
存在さえ認められず影が薄い。
そ。
たしかにあたしは酔ってる。
過去からの亡霊に」とナジカ。
あたしはナジカに励ましの声を送るべきか迷った。
「ナジカ?
あなたらしくない。
常に我々、逆境を乗り越えてきたではないか?」
とあたし。
「ほっといてよ」とナジカ。
存在さえ認められず影が薄い。
そ。
たしかにあたしは酔ってる。
過去からの亡霊に」とナジカ。
あたしはナジカに励ましの声を送るべきか迷った。
「ナジカ?
あなたらしくない。
常に我々、逆境を乗り越えてきたではないか?」
とあたし。
「ほっといてよ」とナジカ。