意地悪な佐伯くんが甘すぎる。

「先輩まだ？俺、そんな待てないよ。」



「何か急ぎの用があるなら先に帰って…「先輩と一緒にいれる時間、無駄にしたくないだけ。」



「えっ…。」



……なにそれ。



すごく嬉しくてニヤけちゃうじゃん。



私と少しの時間でも一緒にいたい、って思ってくれてるってことだよね…？





「…時間切れ、もう開けるね。」



更衣室のドア開けるって、冗談でしょ！？



「えっ、ま、待って！？」



という私の声は届かず、バタンッと更衣室のドアが開いてしまった。



ちょうど制服に着替え終わったところだったから、とりあえずは見られなくて安心だけど…。