「極彩色のモノクローム」短編集
000:雨の日
部屋の中がやたらと暗い。
暗いと、
視界が狭まって不快だ。
床に置きっぱなしだった携帯の充電器を踏み付けて、
あまりの痛さにうずくまった。
最低。
窓の外から
ノイズみたいな
雨音が聞こえる。
静かな部屋。
舌打ちをして
扉を開ける。
向かいの部屋には
君がいるはずだ。
いちようノックをして、
さっき開けたのと同じデザインの扉を
開ける。
シンと静まる室内。
君はいない。
暗いと、
視界が狭まって不快だ。
床に置きっぱなしだった携帯の充電器を踏み付けて、
あまりの痛さにうずくまった。
最低。
窓の外から
ノイズみたいな
雨音が聞こえる。
静かな部屋。
舌打ちをして
扉を開ける。
向かいの部屋には
君がいるはずだ。
いちようノックをして、
さっき開けたのと同じデザインの扉を
開ける。
シンと静まる室内。
君はいない。