私の専属王子は金髪君
学校に着けば
玲央とは離れて
私は菜月に元へ行く。
って言っても席は前なんだけど。
「菜月おはよ!」
「あ、凛おはよ~!」
毎朝恒例の挨拶を交わし
お話タイムに入る。
「ね、そういえば
しおり完成したんでしょ?」
「うん!玲央すっごい絵上手いから
期待してて。」
玲央の絵は本当に
お世辞抜きで上手いんだ。
「それは楽しみ。
ってか凛この数日で
すっかり夏目玲央の虜だね?」
ニヤニヤと嬉しそうな笑みを浮かべ、
話題は私達の事へ。
「虜ってか…、
好きだよ、すっごく。」
なんて、照れるけど
素直に口から出てくるから不思議だ。
「キャー―!羨ましい!!
しかも親睦会でまたまた
親密になっちゃうでしょ?
いいないいな~~!」