私の専属王子は金髪君
「うん、
私は菜月たちみたいな関係憧れる。」


「なに、改まって。」


「お互いがお互いを理解していて
何でも言い合える感じ。」


私がそう言うと
照れたように少しだけ
頬を緩ませた。


「まぁ、私達は普通だと思うけどね。」


「それでも、私の憧れだよ。」


と、互いに少しだけ
照れながら朝の時間を過ごした。


***


「お~し、じゃあこれから
親睦会のしおりを配るぞ。
そしたら班決めに移る。」


今日の最後の授業LHRは
親睦会についての事。


私と玲央で作ったしおり。
喜んでもらえるかなと
ドキドキしながら
みんなの手元に渡るのを待った。


「全員もらったか~。」


そんな先生の声をかき消すほど
たくさんの声が聞こえてきて
< 118 / 233 >

この作品をシェア

pagetop