私の専属王子は金髪君
「んで、聞いてきたって事は
凛は大丈夫なんだよな?」
「うん。菜月とか
クラスの子が協力してくれたの。」
今日の夜の予定を
一通り玲央に話すと
「さすが野上。やる事大胆。」
と、褒めながらも少しだけ呆れながら笑った。
「本当に。でも感謝してるんだ~。
バレた時の為に
怒られる覚悟はしてるけどね。」
と、おどけたように言ってみると
「でも、怒られる時は一緒だから
怖いもん無しだろ。」
そう言って笑い飛ばしてくれる玲央が
とてつもなく好きだと瞬間的に思った。
それからすぐに集合がかかって
夕食会場へと足を運んだ。
クラスごとに並んで
食べ終わるとキャンプファイヤーの準備で
私と玲央はまた一緒に作業に入った。