私の専属王子は金髪君
「それ!よく分かったね!」


「うん、だって本当に夏目君ぽい。」


このリングは
一見シンプルにも見えるけど、
リングはただの丸じゃなくて
少しだけ六角形のようになっている。
ゴツゴツしたタイプのこのピアスは
オシャレで、玲央に絶対似合うと思った。


私は即決して
店員さんにラッピングをしてもらい
お店を後にした。




「あー、いいの買えてよかったね。」


カフェでランチをした私達は
そこで3時間も喋っていたので
あっという間に夕方になって
そろそろ帰ろうかと
ショッピングモール出口へ向かった時


「あ!!」


「え!なに!」


菜月が驚いているけど
気にしない。

玲央のプレゼントで
頭がいっぱいで自分の買い物を
忘れていた。
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