私の専属王子は金髪君
「ごめん、香水買うの忘れてた!」


菜月を強制連行して
お気に入りのお店へ向かう。


私は中学の時から
ずっと使っている
レモンの香水がある。


香水って言うと
大人っぽく聞こえるけど、
ただ私はこの柑橘系の匂いを
身に纏っていると
元気になれるのでずっと愛用しているのだ。




「あったあった。」


慣れた手つきで
いつもの香水を手にし
レジへ向かおうとした。


でも、その時視界に入った
高さ20cm位の
可愛いクマのぬいぐるみが目に止まった。


何故かそのぬいぐるみが
妙に気になって手に取った。


じーっとクマと見つめ合っていると
突然、ひらめいた。


私はそのぬいぐるみも
一緒にレジへ持って行き
購入した。
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