私の専属王子は金髪君
こんな事は初めてだったから
少しびっくりしたけど、
そもそも、今まで放課後の全部を
私と過ごしていたこと自体、
有り難い事だったんだ。
玲央は友達も多いし、
みんなと遊びたかっただろうし。
そう思った私は
「全然いいよ!
玲央も用事あるよね。
いつも私に付き合ってくれて
ありがとう。
今日は菜月と遊んで帰るから気にしないで!」
と、そう伝えると
ホッとしたように息を吐いた。
私はなんの疑いもなく
玲央と別れると
早速菜月に予定の確認。
ちょうど相談したい事もあったしね。
「菜月おはよ!
ね、今日暇ならお茶して帰らない?」
「今日?いいよ!
フリーだから。」
って事で簡単に決まった予定に
ワクワクしながら一日を過ごした。