私の専属王子は金髪君
そしてやってきた放課後。
私と菜月は
女子会をするために
お気に入りのカフェを訪れていた。
「ん~~!
やっぱここのチーズケーキ最高!」
「ミルクティーとの相性も抜群…。」
まずはお腹を満たしてから
追加のミルクティーを頼み本題へ。
「で、何かあった?昨日。」
菜月は何でもお見通しのようで
最初から私が話したい事を
聞いてくれた。
「うん…。
昨日ってか付き合ってから時々ね
玲央の態度が気になるんだ。」
私がずっと悩んでいた事。
それは玲央の見せる切ない笑顔。
今朝はまぁいいかなんて思ったけど、
やっぱり本心は彼の笑顔の裏に
何が隠されているのか知りたがっていて…。