私の専属王子は金髪君
菜月の想像…
だとしても妙にその考えが
しっくりきた。
…でも、だとしたら
その子と玲央の関係はどうなんだろう。
玲央と私は
高校で初めて会ったはず…
待って…
もしかして…
もし、もしも
私と玲央とあの子
みんな同じ中学を卒業していたら…?
玲央と出逢ったばかりの頃、
中学を聞いたら話を反らされた。
それが、わざとだとしたら
どうして隠したんだろう…。
玲央は私の失くした記憶と
関係している…?
そこまで考えた時、
菜月も同じことを思ってたみたいで
残りのミルクティーを飲み干し
私達はカフェを飛び出し
学校へ向かった。