私の専属王子は金髪君
あれからお互いの連絡先を交換した。


その時


『俺、本当に凛の事が好きなんだ。』


そう言って携帯の連絡先を
全部見せてきた。


そこには見事に男の子の名前しかなくて
本当に玲央は私の事…?
そう考えざるを得なかった。


それからの午後の授業の最中は
私の携帯は鳴りやまなかった。


もちろん相手は玲央。


『俺ら今英語~。
あの先生カツラらしーよ?』


『あー、1時間も凛と離れてたら
俺、死にそうなんだけど。』


『凛~。好き~。』


そんな内容。


ふざけているように
聞こえる内容も
それを玲央が言ってると思うと
なんだか心が躍ってしまう。


まともに話してから
まだ1日も経ってないのに
こんなに心を開いている自分がいる事に
驚きを隠せない。
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