私の専属王子は金髪君
「やばい~~!遅刻する!!」


ただ今、朝から全力猛ダッシュ中です。


私の家は学校から離れていて
電車に乗って
そこから徒歩
15分くらいの所なんだけど、
今の時間は学校の始まる10分前。


昨日、マンガ読んでたら
止まらなくなって
夜更かししちゃったのが
いけなかった…。


学校が始まって半月で
遅刻はさすがにまずい。
その一心で私は
学校までの道のりを急いだ。


「あ!そうだ!」


あと少しで着くという所で
思い出した。
正門より裏門の方が近い事に。
そこから裏庭を抜ければ
下駄箱に行ける…!


間に合いますように!

そう心の中で繰り返しながら
ひたすら走った。


あとちょっと…!
裏庭をもうすぐで抜ける
と言う所で木の棒に躓いた。

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