私の専属王子は金髪君
「よっしゃー!行こう!!」


今度は私よりも
元気になってしまった
この玲央の切り替えの速さには
本当に驚かされるというか
お調子者と言うか…。


まぁでも、
せっかく連れて来てもらったんだもん!
私も楽しもうと思い
玲央の後を追った。


***


「玲央可愛い…。」


入ってすぐの露店で見つけた
この時期限定のカチューシャを
玲央に被せてみた。


絶対似合わないと思ったから
さっきのお返しに
笑ってやろうと思ったんだけど
むしろ、この現実離れした空間に
思いっきり馴染んでしまった。


「似合う?」


私が褒めたことに気をよくしたのか
ポーズまで取り始めたので
写真に収めておいた。
< 67 / 233 >

この作品をシェア

pagetop