私の専属王子は金髪君
想いが通じ合った私達は
どちらからともなく
顔を近づけ、ゆっくりと唇を重ねた。
「ふふっ」「ははっ」
離れた後は
嬉しくて2人で微笑み合った。
人を好きになるのに
歳や時間なんて関係ない。
どこかでそんな事を聞いた。
その時は、
私はお互いをよく知って
何回か2人で遊んで
時間をかけて
それから付き合いたい。
なんて理想を持っていたけど、
今ならその言葉が本当だって分かる。
玲央の存在を知ったのはつい半月前。
まともに話したのなんて
今日が3日目。
なのに、こんなに玲央に惹かれている。
この3日という短い時間だけど、
その中で玲央の優しさに
たくさん触れてきた。