私の専属王子は金髪君
「なんで私が…?」


何かやっちゃったから
その罰とか…!?


縁起でもない事が
頭を過って恐る恐る尋ねると
担任は豪快に笑った。


「お前、なんつー顔してんだよ。
別に怒るようなことしてねーよ。
むしろ褒めたいくらいだ。」


…褒める?


「神崎、この前のテストで
クラス1位だったんだよ。
で、この親睦会の委員は
毎年各クラステストが1位の奴が
やる決まりなんだよ。」


え、そうだったの?


私達の学校は
特にテストの順位が張り出されたりとか
手元に発表の紙が来るとか
そういうのがないから
自分の取った点数しか分からない。


だから、まさか私が1位だったなんて
思いもしなかった。
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